そうか!課題はたったのひとつか!?
意中の女性との望むべくもない仮想空間でのパートナーシップを己が愚かさ故に失ってから暫し…。
彼女に対する想いが弱まる気配も丸でなく、自分のバカさ加減に自己嫌悪に苛まれる日々を過ごしながらも、ふと気付く…。
解消の理由は何だったのか?
すべてを遠慮無く正確無比な言葉で表現してくれる彼女の場合、「解消の理由は何だと言われたか」と言って誤りではない。
「好きな理由」に書かれたことは何一つ変わっていない、それはハッキリと言われた。
唯一、一発でNGになる要素、「リアルとバーチャルの混同」が加わっただけだった…。
なんだ…、それだけか!笑
だったら、何を気に病む必要も無い笑
上がった!
あの日々を取り戻せる!!
ふと我に帰る…
二度見てしまった彼女のリアルの姿が、声が甦る…
消せない!
消せよう筈がない!
この堂々巡りに終止符が打てなければ、オレはただの愚鈍なストーカーだ。
「簡単な問題を解いたところで何の面白味も無いでしょう?笑」
そんな彼女の口癖が聞こえた気がした。