『好き』と『好きになって欲しい』
『好き』
それは一方通行な感情。
無償の好意だと思う。
好きなので、相手を大切にすることが最優先になる。
『嫌がることはしたくない』し、『喜んで欲しい』という単純な欲求に繋がる。
だから、その気持ちは行動に表れ、相手に伝わり易い。
『好きになって欲しい』
それは、相手に対する欲求。
だから、叶わない時、『応えてくれない』と思ってしまう。
相手が悪い、という思いに繋がり易い。
何か拒否や否定の言葉をもらうと、その言葉の意味を慮ることなく、『自分は被害者、相手は自分を攻撃する加害者、敵』と決め付けてしまう。
『好き』な相手は敵にならないが、『好きになって欲しい』だけの相手は簡単に敵になり得る。
『好きになって欲しい』は、自分のことを第一に考えた感情なのだから、当然の事なのだろう。
拒否や否定の言葉をもらった時に自分の中にどちらの感情が生まれたか
それは、相手に対する感情が『好き』と『好きになって欲しい』のどちらなのかを見極めるメルクマールだと思う。